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動線、採光、風通しなど、生活する上で非常に重要なポイントをすべて網羅している。良い間取りと、悪い間取り(建売り住宅などでよくあるパターン)が並列して図解してあるところがおもしろい。なぜここが良くてそこが悪いかなど、ひとつひとつ具体的に指摘され、比較され、明確な理由を端的に述べられているので、とても理解しやすい。 特に、和室の使い方、窓のとりつけ位置や勝手口をつけるポイントなどには首を縦に振らずにはいられない。また、ハウスメーカーと工務店の違い、着替え室の提案、洗面台が二つあることの利便性、ウォークインクローゼット(納戸)の欠点、将来の改築・増築を見据えた間取りなど、「言われてみれば納得」なことが目白押しだった。 デザインだけにこだわっている人には無縁だが、「住み心地」を重視する人でこれから家を建てようとしているならば、ぜひ手にとってほしい。
分かり易い。 自分の経験を元に新しい家の売り方を開発した。もうこの売り方は会得したので、売り方を売ることで儲けているという印象 これから家を買う人は必読
例えば、「ワンルーム」という章では、まず、「建築家はワンルームの建築によって記憶される」という言葉が紹介される。そして、フィリップ・ジョンソン設計「ガラスの家」や立原道造設計「ヒアシンスハウス」などの作品を例に出しながら、ワンルームの住宅に名作が多い理由を、「人の住まいの『原型』が顕れ」「建築家の裸形の『住宅観』があますところなく表現される」からだと結論づける。 実際の建築物を撮影した写真が多く掲載されているので、理解しやすい。また、著者自身によるイラストが、温かみのある文体とあいまって、ほのぼのとした親しみやすい雰囲気を醸しだしている。 「戸建住宅、それもおもに小住宅の設計の仕事ばかりをしてきた」と著者も述べているように、本書に登場するのは、注文住宅が中心だ。しかし、著者が語る「いい住宅」論は、アパート、マンション、一戸建を問わず、すべての住まいに通じるように感じた。 住宅を建てたり、買ったり、借りたりする場面では、とかく立地や構造、設備、間取りなどに注目しがちだが、本書で述べられているような、スペック外の価値についても忘れないようにしたい、と思った。まずは、住まいに申し訳ないので、この散らかった部屋を片づけるつもりだ。
お金は少なくても、自分の手と頭を使うことを厭わず、情熱を持ってより良い住まいを得たいと思っている人間に、本書は多くのヒントと勇気を与えてくれることでしょう。
「信頼に答える○○会社」という文句は、実は私には結構壁になっています。決して疑っているという のではないのですが、思わず「本当のところは」と聞きたくなるような衝動は、やっぱりあります。 「家の建設」とは私にとって、すぐに手を出せるものではないのですが、遠くない時機に本気で取り組 まなければいけないの課題です。そう遠くない。頭が痛い。豪邸を建てる予定がないのは資金が潤沢で はないからで、だから最大に効率よく建てたいと思っていますが、これがなかなか難しい。 気がかりは、この本の著者と同じ考えを持つ建築会社や事務所がどのくらいあるのだろうかということ。 早く広まってくれることを願います。何しろ私には「すぐではない」という利点しかないのですから。
私的なことながら、20年前に、信頼関係が大切だと思って、会社で取引のあった大手不動産会社の住宅部門に依頼して家を建てた。幸いなことに、多少の改修やリフォームを行った程度で、今でも、全く問題なくビクともしていない。あの当時から考えれば、本書の様なガイドブックがあり、著者の所属する様な公的な建築検査機関があって、住宅オーナーの側に立って問題を処理し、アドバイスしてくれる様なシステムが出来る等、正に今昔の感である。 謂わば住宅建設は、人生における最も重要な買い物でありながら、夢や希望は限りなく膨らむものの、普通の場合、余りにも、その商品知識が不足しがちで、殆どの場合は、余りにも実物を十分に認識せずに買ってしまうことが多い。信頼できる業者をどうして探すのかなど等悩みが尽きないが、この本の凄まじい欠陥事例を読むだけでも興味深いが、家をと言う前に、一度、この本に時間を割く値打ちは十分にあると思う。
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