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最後の付章は「日・米・英の大富豪の邸宅の間取り」というから、デュ・モーリアの小説「レベッカ」にでてくる「マンダレイ」のような英国貴族の大邸宅の間取りを期待して読んだら、英国の間取りとして紹介されていたのは面白くもない近未来型住宅の間取りだった。がっかりした。 字が大きい。夏目漱石の顔写真なんかいらないから、間取りを一つでも多く載せてほしい。
そういう部分を差し引いて読んでみますと、 ●高気密高断熱は温暖な日本では遮熱とともにん考えるべきである。 ●ローコストでできる、床暖房がある。 ●今後、電磁波についても人体への影響を考えるべきである。 ●無垢材を使用するなら、自然塗料もペアで考えるべきである。 など、家づくり(住み心地の性能)を考える上で興味深い項目がいっぱいでした。 しかし、施主がここまで勉強しなくちゃいけないのかなぁ?という気もします。 ハウスメーカーの営業さんをギャフンといわせたい方はご一読を!その後、良好な関係にはなれないでしょうが。
「木のいのちきのこころ」で三部作としてまとめられた塩野米松さんの 木工仕事についての入門書です。 日本人がいかに木について洞察があり、特長を生かした木工品をものをつくってきたのか、 とても平易な文章で書かれています。 木工仕事について、木についての知識がなくても、図解入りで説明されていて、 つい最近までの日本人が、いかに四季に移り変わりとともに暮らし、 自然や木について造詣が深かったのかがわかります。 むやみに木を切らず、木とともに生活をする。 ほんの少し前の日本人の生活であったのに、 今や忘れられようとしています。 大量生産、大量消費の時代が、ひずみを見せ始めた現在、 この失われつつある生活を見直べきという思いがこの本から伝わってきます。 すべての漢字にルビをふっているのも、 少しでもこれからの未来を生きる子供たちにも読んでもらたいという願いが感じられます。 木に興味がある方だけではなく、 森林荒廃がすすむ山を見て、このままではと憂いを感じる人にもお勧めの本です。
見てくれって、そんなに大事なものなのでしょうか? 世の中を見回すと、美容や化粧、装飾的な服や雑貨などがあふれています。多分、多くの人は「大事」ということなんでしょう。 わが国が、伝統や良俗を捨てて金儲けに走った反動であるのは理解できます。マスプロダクツ(直線的、ツルピカ的)、規格化・画一化拒否は、見てくれにアイデンティティーを求める人にとって、生理的欲求なのでしょう。 でも、著者が好きというふさふさと毛の生えたような建築は、RCやエアコン・文明の利器を覆い隠す(化粧する)ためであるのならば、金持ちの道楽としか言えないと思う。 RCに「自然(太古)」という化粧をほどこしたこの家は、いったい幾らのお金、どれほどの資源を使ったのだろう? 機械や楽器、生き物が、機能最優先でつくらられているのに自ずと美しいということを考えると、人為的化粧(人為的美の創造)はむなしいと思います。
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